灼熱カバディを読んでカバディをやってみたい!と思った人は多いのではないでしょうか。かくいう私もその一人。灼熱カバディにハマってから実際にカバディを始め、ちょくちょく練習に行っています。
今回は私のように漫画しか読んだことがないけどカバディをやってみたい‼と言う人を応援したく、記事にまとめました。
是非この記事を読んで、灼熱のカバディの世界にレイドしてみてください!
カバディってどんなスポーツ?
簡単に言えばコート内で行うチーム制鬼ごっこです。攻撃側は1人だけ相手陣地に攻め込み、相手をタッチして自陣に戻ることが目的です。守備側は相手に触られないように避ける、または触られても相手が自陣に戻れないように妨害することが目的です。これを交互に行います。
カバディ独特のルールとして、攻撃手は攻撃中「カバディ、カバディ」という言葉を唱え続けないければいけません(この行為をキャントと言う)。キャントを行わなかったり、不明瞭であったり、明らかな息継ぎがある場合ペナルティになります。
得点は?
攻撃側はタッチした人数×1点を獲得できます。また、ボーナスラインをまたぐと追加で1点ボーナスを貰えます。
守備側は、相手の攻撃手を倒したら1点です(自陣に戻れない状態=倒す)。
攻撃手が誰もタッチせずに自陣に戻った場合には点の移動はありません。ただし、3回連続で無得点の場合は「サードレイド」となりペナルティとして守備側の得点になります。
前後半各20分でお互いの総得点を競います。
得点で人数が増減!
カバディ独特のルールとして、攻撃失敗した人(守備に倒される)、タッチされた人(タッチされた上で攻撃手に自陣に帰られる)、ラインアウト等ルール違反した人はコート外に出なければなりません。
コート外にいる間は何もできない為、自分のチームは人数を欠いた状態で相手と戦わなければなりません。
コート外の人は、コート内の選手が得点を獲得した場合と、コート内の選手が全滅した場合(全滅=ローナと言います)にコートに戻ることが出来ます。
カバディは得点とともに人数の増減がある珍しい競技なのです!
試合人数は?
1チーム7人の選手が同時にコートに入ることが出来ます。7人以下の場合でも試合は1チーム5人以上で成立しますが、ローナが起こった場合は7人として得点が計算されます。
選手交代はハーフタイム時、または、自チームから宣誓したタイムアウト時に可能です。
人数制限はなく、コート内にいる選手全てを一度に代えることが出来ます。一度ベンチに戻した選手も再びコートに戻すことが出来ます。
ベンチ入りメンバー数は調べた結果不明でしたので、大会要項等を確認してください。
詳細なルール等
詳細なルールや用語は【日本カバディ協会】の記事が詳しいのでご確認をお願いします。
ルール概要 – (一社)日本カバディ協会 (jaka.jp)
カバディを始めるには何が必要でお金はいくらかかるか。
さて、簡単にカバディについて紹介したところで本題である【何が必要で、お金はいくらかかるのか】に入っていきます。
まず、カバディに必要なものはこちらです。
- コート
- 巻き尺、ビニールテープ 3000~4000円
- スポーツウェア
- 半袖、半ズボン、屋内シューズ 15000円程度
- サポーター
- ひじ、ひざ、頭 10000円程度
- 得点ボード 2000円程度
- タイマー お手持ちのスマホでOK
- チームメンバー
意外?に少ないですよね。カバディは実はかなり低予算で出来るスポーツでお財布に優しいのです。それでは一つ一つ見ていきましょう。
コート
コート準備非常に簡単です。
カバディのコートをネットで調べると、「マット」、「カポエラマット」をお勧めされると思いますが、マット無しでも大丈夫です。※もちろんマットがあった方がけがの防止にもつながるので用意できるならその方がいいですが、ほとんどのチームはマット無しで練習していると思います。
まずは練習に行ける距離にある体育館を調べてレンタルしましょう。武道館でも大丈夫です。大きい施設だと体育館、武道室、リハビリ室など大きさの違いで複数あります。ホームページを確認してみましょう。
レンタルの際の注意点は、作りたいコートを作成できるスペースを確保できるかどうかです。10人以上ならフルコート、それ以下ならハーフコート、またはもっと小さく工夫しても大丈夫です。人数に合わせてコートサイズを変更しましょう。
次はコートの作成方法です。必要な道具は巻き尺・ビニールテープのみです。
・巻き尺に合わせてビニールテープでラインを引く
・全てのラインを引く
ひとりでも可能ですが2人以上で行うのが効率的です。え、これでいいの?って思う程簡単でしょ?練習後はビニールテープを回収するだけなので後片付けも簡単です。
巻き尺はこんなやつです。体育で使っていたようなもので大丈夫です。
ビニールテープは黒が見やすくていいですよ。10mでは短いのでせめて20mは欲しいところです。一回の練習でフルコートだと114m引くことになるのでまとめ買い必須です。
スポーツウェア
大会に出るならユニフォームが必要ですが、ひとまず練習だけならスポーツウェアで大丈夫です。屋内競技の為、屋内シューズが必要です。
・屋内シューズ
カバディの服装には規定があり、半袖半ズボンでなければなりません。そのため練習時から半袖半ズボンを徹底しておきましょう。
金額を抑えたいなら上下セット購入がお得です。
屋内シューズはフットサル、バッシュ、様々なものを使っている人がいるのが現状です。おすすめの形状は、足首を痛めづらいハイカット型です。
サポーター
・ひざサポーター
・ヘッドギア(必要であれば)
肘とひざのサポーターはクッション入りなら何でも大丈夫ですが、
接触が多く、相手に引き倒されることも多いのでけが防止のためにもしっかり選んだ方がいいですよ。
ヘッドギアを付ける選手もいます。必ず必要というわけでは無いですが、頭部の損傷は一生ものになる可能性もあるので、接触競技になれていない方はつけた方が良いです。律心の大和が付けてたやつです。
得点ボード
点数を競う競技ですので見やすい得点ボードが必要になります。試合形式の練習をしないのであればなくても大丈夫ですが、試合やりたいですよね。
価格を抑えるならこのようなシンプルな得点ボードもあります。得点表示のみで他は何もできません。
本気でやるならこういった多機能製品が便利でいいですが、まずはなくてよいでしょう。体育館によっては同じような製品を借りれることがあるので確認してみましょう。
タイマー
時間を測るだけならスマホで十分ですが、実は1回のレイド(攻撃)は30秒以内に行うというルールがあります。(奏和の高谷みたいな長時間レイドは現行ルールでは出来ません)
そのため、攻撃側も守備側も常に時間を確認する必要があります。スマホの画面を試合中にみんなで見ることは困難なので出来ればタイマーはあった方がいいです。
しかし表示板付きタイマーはかなり高額になるので結局スマホを使用することになりそうです。得点版と同様体育館側に借りれるかの確認必須です。
得点機能と一体化しているモデルがあるので、チームが成熟したらご検討ください。
チームメンバー
最後に当然ながら一緒にスポーツをする仲間が必要です。自分で集めるか、すでにあるチームに入るかを検討する必要があります。
自分でチームを興す場合:ジモティやTwitter等SNSで人を募集しましょう。募集する側なのである程度の知識と、道具は自分で揃えておく必要があります。人数は5人いればとりあえずは大会に参加できます。もっと少なくても練習自体は可能です。
チームに入る場合:カバディのチームや体験会などを探しましょう。
当然大会に出ていないチームもあるのでいろいろチェックしてみて下さい!
まとめ
いかがだったでしょうか。カバディは準備物がほとんどなく、ビニールテープ以外消耗品もほとんどない大変お財布に優しい競技です。
コート自体も素人でも簡単に作れてしまいます。
一番のネックは人数集めだと思いますが、競技自体は手軽で楽しいのでまずは体験といった形でどんどん人を巻き込んでいきましょう!
日本のカバディ業界の発展と皆様のカバディ生活の充実を祈っています!