道の駅はキャンピングカーでの旅行、バンライフで今や必要不可欠な施設になっています。
でも道の駅って実際どういうものか、何が許可されていて何がダメなのか。
線引きを知らないまま利用するのは不安ですよね。
今回は道の駅とはどういうものか。車中泊には利用できるのかを中心に解説していきます！
道の駅ってなに？
道の駅とは
・鉄道に駅があるように道路にも誰もが立ち寄れて、休憩できる駅があったらという考えから生まれた施設
・駐車場やトイレなどの休憩施設と地域の歴史や文化、観光、特産物など地域の魅力を知ってもらう施設を一体的に整備し、道路利用者と地域の接点、交流の場として広く利用していただく施設。
道の駅発祥の地である道の駅豊栄（新潟県）の石碑にはこのように記載されています。
簡単にまとめると
- 誰でも休憩できる施設
- ドライバーとその地域の交流の場
として道の駅は存在しています。
設置される市町村の魅力発信の場になるわけですので、道の駅ごとに工夫を凝らした特徴がみられます。
休憩スポットとしてだけでなく、道の駅をめぐる旅というのも面白いかもしれません。
道の駅の数は？
2021年3月時点で全国の道の駅は1187駅登録されています。
初めて道の駅が設置された1993年では全国に103駅だったことから、およそ30年で10倍以上になっていることが分かります。
道の駅で車中泊はOK？
ここから本題に入っていきます。道の駅では車中泊は許可されているのでしょうか。
道の駅での車中泊。OKかNGか意見が分かれる議論ではありますが、全国のドライバーを守る活動をしている「ninzyaにんにん」さんが分かりやすい記事を書いてくれていました。
記事の内容を要約すると、
宿泊の法的定義は「寝具を使用して施設を利用すること」。
法的な根拠で言うのであれば、道の駅は宿泊施設じゃないので、宿泊目的で来られても宿泊はご遠慮している。ただし、車内で休憩仮眠の車中泊は別。
道の駅の駐車場で宿泊目的と思われる行動はこちら
「建物の中や敷地内や駐車場でテント張ったり、ベンチや軒先で寝たり、トイレの中で寝たりする行為や、そこに住み着いて車上生活する事は、宿泊目的としてみなれてしまいます。だからそれらの行為はやめてほしい。
ということです。
引用：道の駅での車中泊
実際に道の駅側も「宿泊目的での利用はご遠慮ください」と、車中泊ご遠慮とは言っていません。これには理由があります。
厚生労働省に「車中泊ご遠慮はふさわしくない」と言われている為です。
そもそも車中泊という言葉自体定義があいまいなよう。車中泊を禁止してしまうと本来の目的である「ドライバー事故を未然に防ぐための休憩施設」という機能を損なう恐れがあります。
そのため厚生労働省も車中泊ご遠慮とは言いません。結果「宿泊目的はご遠慮」と言うそうです。
RVパークも検討しよう
道の駅での車中泊は法的に問題なくOKです。しかしやっぱり不安。
そういう方にはRVパークがおすすめです。
RVパークは車中泊をするためのスポットですので気兼ねなく車中泊を楽しめます。
道の駅と違い電力もいただけるのでエアコンを聞かせたりテレビも見放題ですね。
有料・数が少ないのが難点ですが、うまく利用していきたいところです。
その他の禁止行為
道の駅にはすべての利用者が快適に過ごせるように様々なルールが設けられています。
基本的なルールを紹介しますので抑えておきましょう！
ゴミの処理
ゴミの処理は各道の駅のルールに従ってください。
処理できないゴミは持ち帰る必要があります。
営業時間中のみゴミ箱を設置する道の駅も多いです。
北海道のほとんどの道の駅でゴミ箱を設置していませんでした。（実体験）
洗面所での行為
洗面所での炊事・洗濯、ペットの洗浄はNG
基本的に備品が汚れる、洗面所が詰まる行為はNGです。
備品の持ち出し
トイレットペーパーや芳香剤の持ち出しは当然禁止！犯罪です！
電源の使用
パソコンや携帯電話の充電など、電源を利用する行為はNG。
カフェスペース等充電OKゾーンを探しましょう！
火気厳禁
焚き火やバーベキュー・煮炊きなど火気の使用は禁止です。もちろんタバコのポイ捨ても。
その他
各道の駅で個別設定されているルールがある可能性があります。
ルールの掲示を良く見て正しい行動をしましょう！
マナーを守って道の駅を利用しよう！
道の駅とはどういうものか。車中泊をしていいのかご理解いただけたでしょうか。
道の駅にはさまざまな魅力があり、今や年間利用客は延べ2億人を超えています。
道の駅を今後も快適に利用できるように、感謝を忘れずマナーを守って利用させていただきましょう！