アイスホッケーにかかる費用を全部紹介!練習にかかるお金も解説!

アイスホッケーを始める際、初期費用練習代を含めお金が年間いくらかかるのかは知っておきたいですよね。今回は一般的なプレイヤー装備をそろえる初期費用をはじめ、スケートリンクでの練習費用もご紹介。通年でいくらお金がかかるのか解説していきます。

アイスホッケーにかかるお金

アイスホッケーにかかる費用をすべて見ていくと、大まかに初期費用と継続費用に分かれます。下記ではこれらの概算価格と詳細について紹介していきます。

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初期費用

アイスホッケーを始める最低限の装備と、チームメンバーに登録し試合に出るための登録料、ユニフォーム代が初期費用に該当します。

初期装備代

アイスホッケーは着用する防具が多いことが特徴です。氷上は非常に危険なので多くの防具を見につける必要があります。

プレイヤーの装備一式の購入代金は約10万円見ておくといいでしょう。中古品やアウトレット品を購入することで数万円の節約も可能です。詳しくは別記事にて解説しています。

詳しい解説はこちら

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ゴーリーは防具の種類が異なりプレイヤーより高額になります。新品購入で約25万円の試算になります。多くの場合でゴーリー防具はチームで使いまわしているので購入の際はチームリーダーに事前に相談しましょう。

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アイスホッケーの花形ポジションはなんといってもゴーリーですね! ゴーリーはその身でゴールを守るため、プレーヤーとは違う専用の防具を使用します。 【初期費用】アイスホッケーを始めるにはいくらかかる?簡単解説!【初心者のためのお金の[…]

防具を購入するなら楽天市場経由での購入がおすすめです。【スケートハウスさいたま】さんは現役時代もよく利用させてもらいましたので安心してお勧めできます。

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チームユニフォーム代

普段の練習用ジャージとは別に試合に出る時はチームユニフォームが必要です。ホームとアウェイの2種類のユニフォームが必要になり、オリジナルデザインでの製作になるので意外に高額。1着10000円目安ですがチームにより様々です。

ちなみにホームとアウェイとは簡単にいうと色違いのユニフォームのこと。敵選手とユニフォーム色が被ってしまうと試合の際に不都合が出るのでホーム(白色)、アウェイ(黒色)というように違う色のユニフォームを準備し、敵選手と被らないように配慮しています。

サーティーンスポーツ|ユニフォームのカスタム|滋賀県 (13sports.com)でカスタムユニフォームの発注が可能ですので確認してみてください。

アイスホッケー連盟登録料

アイスホッケーを始める際に日本アイスホッケー連盟に登録を行う必要があります。登録料は各県・該当年度により変動しますのでチームの経理担当または代表に確認をしましょう。

兵庫県アイスホッケー連盟の場合
東京都アイスホッケー連盟の場合

継続費用

アイスホッケーは継続費用が多いのも特徴です。練習のために毎回スケートリンクの貸し切り、遠征費等思いのほか金額がかかってしまうのがこの項目。どのような出費が考えられるか把握しておきましょう。

スケートリンク利用料

アイスホッケーの練習をする際はスケートリンクを貸し切る必要があります。そのため練習の度にスケートリンクの利用料(貸し切り代)が必要になります。

貸し切り代金の相場は1時間20000~40000円とリンクによってかなり開きがありますが、都会の方が高額になるのは共通のようです。

価格比較一例

アイスホッケーの練習時間は1.5時間が多いので、1.5~2時間の貸し切りになります。貸し切り金額をチームメンバー数で割った価格が一回当たりの練習金額(1人当たり)になります。

金額例

チーム人数20人 貸切代2時間60000円で練習する場合、一回当たりの金額は一人3000円になります。

週に一回練習をするチームなら月額約12000~15000円かかります。チーム人数、練習時間、貸し切り代で価格は変動しますので自分が入るチームの状況を確認しておきましょう!

部費(会費)

社会人チーム、大学の部活では部費制を取り入れているチームが多くあります。月額は練習頻度で様々ですが月額5000円~程度です。

これらのお金は消耗品の購入(パックやゴール、ドリンクなどの共有資材)や大会参加費などチームの運営に当てられるので負担は大きいですが必ず必要なお金になります。滞納しないように気を付けましょう。

遠征費

せっかく練習をしているのですから、当然大会で練習の成果を発揮したいですよね!アイスホッケーはマイナースポーツでチームの数も多くはありません。そのため大会が行われる場合には他県へ遠征に行かなければならないこともしばしば。

また、連日試合があり宿泊必須(大学生に多い)の場合がありますので、宿泊代が余分にかかることもあります。大会頻度は多くはありませんが大きな出費になりますので備えておきましょう。

消耗品購入代

アイスホッケーは以外にも消耗品が多いスポーツです。代表的な消耗品の中から購入頻度が高いものを紹介いたします。金額の大きいものもあるので備えておきましょう。

1,ブレードテープ(500円程度)
2,スティック(10000円~)
3,グローブ(5000円~)

ブレードテープは練習毎に巻きなおすのでどんどん消費していきます。低価格なのでまとめ買いがおすすめ。スティックは高額ですが接触などで負荷が簡単に折れてしまいます。単価が高いので精神的なダメージも大きいです。予備を1本持っておくことは当然のこと、すぐに代品を手配できる分のお金は確保しておきましょう。

グローブは防具の中で一番の消耗品です。手の甲は分厚いですが手のひら側は操作性を重視しているのでかなり薄く、スティックとの摩擦で穴が開きます。破れ始めると手をケガする恐れがあるので早めに交換しましょう。

年間の費用見込み(概算)

Aさんの場合
 
Aさん

アイスホッケー初心者
・プレイヤー
・週に一度の氷上練習
・部費5000円/月
・大会年間2回、遠征費40000円/1回見込み

  • 最初にかかるお金
    • 装備一式10万円
    • 登録費5000円
    • ユニフォーム代20000円
  • 継続してかかるお金(12カ月換算)
    • スケートリンク利用料15000*12か月=18万円
    • 部費5000*12か月=60000円
    • 遠征費40000*2回=80000円
    • 消耗品都度

初年度44万5000円+都度出費項目
二年目以降32万円+都度出費項目

以上がAさんの基本的な年間にかかるアイスホッケーの費用になります。

チームの状況により金額の上下、項目の追加はあると思いますので入部前に詳しく聞いてみましょう。

実際みんなはどのくらいかかってる?アンケートで聞いてみた。

アイスホッケー経験者に実際に年間いくらお金がかかっていたのかアンケートを取ってみました。その結果がこちら。

アンケートの結果を見て驚きました。全体の半分以上のプレイヤーが年間支出10万円以下と回答しています。かなり安いなという印象。チームの状況によってかなり変わるのでチームの先輩に年額の概算を聞いてみましょう。

100万円以上支出している人は【海外遠征】【けがの治療費】で高額になっているようです。けがは思わぬ出費を生むのでくれぐれも注意しましょう。

費用を抑えるポイント

アイスホッケーはお金がかかるスポーツです。防具が高いだけではなく練習の度にリンクを貸切る必要がある為です。私もお金の折り合いがつかずに辞めていく部員を何人も見てきました。アイスホッケーの一番の障害はやはりお金なのです。

下記ではなるべくアイスホッケーに関わる費用を減らす工夫・ポイントを紹介しています。是非参考にしてみてください。

最初の防具は中古かアウトレット

アイスホッケーを始める際の最初の障壁は防具一式をそろえることです。入部を迷っている人からすれば、続けれるか分からないスポーツに10万円以上もお金をかけることには抵抗が出来ますよね。

そこで、最初の防具はなるべ中古品やアウトレットを勧めて初期費用を抑えましょう。アウトレット品は各通販サイトに充実してますし、特にメルカリでは多くの中古品が出品されています。知識のある方が初心者の方に教えてあげて費用を抑えてあげましょう。

また、部費で初心者セットを一式そろえておくこともおすすめです。初心者にいきなり購入させるのではなく、しばらく貸し出しを行い少しずつ防具をそろえてもらった方が負担が少なくなります。特に大学の部活などお金がない大学生におすすめです。

リンク代節約

一から始めるアイスホッケー

人数を増やして負担額低減

リンク代そのものを減らすことは難しいですが、練習の参加人数を増やすことで実質の一人当たりの負担額を減らすことは可能です。参加人数を増やすには①部員を増やす②他チームと合同練習する③ビジター参加を促す方法があり、②他チームと合同練習が可能&規模が同じ程度なら一気に半額まで持っていけます。

当然戦術もあるのでチームだけで練習をしたいと思います。そういう場合は第2、4週の練習日だけ合同とするなど工夫も可能です。是非検討してみてください。

インラインスケート練習で費用削減

そもそもの練習を見直すことも可能です。インラインスケートで氷上に近い感覚で練習可能ですし、戦術理解の段階ならまずインラインスケートで動きの確認、氷上で実践するといったようにレンタルした時間を無駄にしない効率的な練習が出来ます。週に2回以上氷上練習をしているならどこかにインラインをいれて戦術特訓もありかなと思います。

消耗品はまとめ買い

まとめ買いで金額を安く抑えることが出来るものは多くあります。ブレードテープや消臭剤、プロテインはまとめ買いで単価を減らしましょう。

まとめ

以上アイスホッケーにかかるお金の話でした。想像以上にお金がかかるスポーツで驚いたという意見もあるかと思います。私自身も大学時代アイスホッケーに打ち込んでバイト代や奨学金の大部分を使ってしまいました。

しかしアイスホッケーは他の競技にはない楽しさがあるのも事実です。氷の上を滑走する圧倒的な爽快感、パスがつながった時の快感、シュートが決まった時の喜びは素晴らしいものがあります。

お金はかかる、でもそれ以上に青春をかける価値がある。というのが私の至った結論です。

ぜひ、お金の問題に負けずにアイスホッケーを楽しんでください!きっと後悔しない経験が出来ると思います!皆様のアイスホッケーライフが充実する一助になれれば幸いです。

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